大川戸地域について
新潟県長岡市(旧栃尾市)に位置する豊かな自然に恵まれた土地です。心のふるさとを思い起こさせる里山の風景が今でも色濃く残っています。初夏にはホタルが舞い、秋には赤とんぼが飛び交う美しい自然環境で、大川戸のコシヒカリは大切に育まれています。
名水が湧き出る水の宝庫
栃尾には名立たる名水が湧き出ています。名峰【守門岳】に積もる残雪はその奥深い森から伏流水となり大川戸上ノ原地帯の圃場を潤す刈谷田川に注がれます。そして盆地気候特有の昼夜の寒暖差が農作物に美味しさと栄養を蓄えさせます。これが大川戸産コシヒカリの美味しさの秘密です。
安心・安全が基本です
人の命を育む農作物にはできるだけ農薬は使わないこと。頑固に、手間を惜しまず育てた圃場。きれいな水辺にしか生息しないホタルや赤とんぼが多く見られるのも、私たち生産者の誇りです。
はざ掛け米について
新潟県には「稲架木(はさぎ)」というものがあります。
田んぼの横に直線状に木を植え、並木にし、その木の下枝を払い、木と木の間に横木を渡して、そこに稲を干します。
稲架木にするのは、主にハンノキやタモノキ(トネリコ)などです。稲架木は右の写真のとおり、上部だけ枝を残し、ひょろっとした独特の姿をしています。
新潟の田園風景のシンボルとも言えるものですが、天日干しでコシヒカリを乾燥させる農家が減りましたので、稲架木のある風景も少なくなっています。
この稲架木に掛けて稲を干すので、「はさ掛け、はさかけ、はさがけ」と呼ばれています。
大川戸の【はざ掛け米】は刈り込みから、乾燥・脱穀までをすべて手作業で行っております。